私の記憶の中の、いちばん好きなお店です。
設計は、30代前半の編集長。広いお店なのでキッチンカウンターもあり、奥には赤いギンガムのカーテンで仕切られた編集室がありました。美しいコーナーがそこかしこにあり、カフェカーテンを吊るしてみたり、花を飾ったり、スタンドの光もやさしい雰囲気を演出していました。
私が特になつかしく思うのは、この後、木肌を生かしたナチュラル指向の店作りに編集長がめざめ、こういうペンキ塗りの、「愛らしい」フランス風店舗は設計しなくなってしまったからです。
ヨーロッパの田舎町の写真をながめながら、ああでもないこうでもないと作った店舗は、横浜元町、鎌倉御成、それにこの旧鵠沼店の3店舗。それに続いて鵠沼本社旧舘を作り、一時代終わりました。
今のナチュラルな「アンの部屋」はもちろん大好きだけど、こぢんまりとしたコーナーを飾り、可愛いなあ…とほれぼれ眺めていた自分が懐かしくて、このページを作ってみました。

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外観はこんな感じ しましまテントがフランス風 店へのエントランス
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倉庫のエントランス 逗子店の水谷さんと オープニングパーティー
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小物のコーナー 焼き過ぎ煉瓦の内装 スカートとパンツ
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試着室 ブラウスとニット 子供のもの
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ゆったりしたテラス 可愛いキッチン カウンターとクロゼット